めぐみのパンくず

“イエスは彼女に言われた。「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る。とわたしは言ったではありませんか。」”ヨハネ11:40

◎イエスさまがラザロを死人の中からよみがえらせなさった時のお姿から学んでみたいと思います。

◎第一のことはラザロの墓の前で「石を取りのけよ」と言われたことです。ラザロは死んで4日が過ぎていました。墓を暴けば死臭が漂う凄惨な姿が現れるはずでした。ここから教えられることは、復活させていただける存在は、「石を取りのける」すなわち、石の心を取り除かれた存在でなければならないということです。旧約の預言者エゼキエルは、神さまが人間の冷たい石のような心を取り除き、肉のような柔らかい心に代える」と約束されました。エゼキエル36:26。イエスさまの復活を自らのものとする心は、かってのように固く冷たい心のままでは受け入れられず、信じられないからです。

◎第二の事は、ラザロを墓から呼び出す前にイエスさまは天の父に感謝の祈りをささげられました。それは、イエスさまの祈りに父なる神はいつも答えてくださるという感謝に溢れる信仰をここでも働かせられたのです。復活信仰の大きな現れは「感謝」だと思います。キリスト者がこのことを何よりも優先して喜んでいる時、まわりの人たちに信仰が伝わって行くのです。

◎第三に、いよいよイエスさまは墓に向かって「ラザロよ、出て来なさい」と言われる時が来ました。キリスト者は眠っています。その眠りから目を覚まさますのはイエスさまが名前を読んで下さる時です。十羽ひとからげの「死人よ」との呼びかけではありません。イエスさまを罪と死からの救い主として信じた者の一人一人の名を呼んで下さるのです。その日を心待ちにしているでしょうか。御国に入れられる信仰の備えは、なされているでしょうか。

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