日別アーカイブ: 2014年3月9日

めぐみのパンくず

「まことに、まことに、あなたがたに告げます。羊の囲いに門からはいらないで、ほかの所から乗り越えて来る者は、盗人で強盗です。しかし、門からはいる者は、その羊の牧舎です。」     ヨハネ10:1~2

◎イエスさまとわたしたちの関係をヨハネ伝は、「牧者と羊」「ぶどうの木とその枝」(15章)で現しています。

◎羊は100%家畜であることを以前学びました。囲いの中で牧者に世話をされて生きて行くのです。一匹だけで野生の生活は決してできません。

◎キリスト者である私たちも、イエスさまの庇護のもと守られ養われて育って行く者です。その囲いですが、それは教会のように思われます。旧約聖書においても、羊飼いと羊の関係は神さまとイスラエルの民との関係として記されていますが、神さまがお立てになったはずの指導者たちは、民たちを正しく養うことが出来ませんでした。むしろ自分勝手に扱ったことが記されています。(エゼキエル34章)。イエスさまはまことの牧者として、羊を養うために来て下さったのです。そして教会を建て上げられました。

◎しかし、その羊をしばしば盗みに来る強盗があることに注意を促しておられます。そのためにイエスさまと強盗との違いを羊(信者)はしっかりと見極めていなければなりません。囲いの門を開かせるのは本物の羊飼いであり、羊の名前を呼ぶと羊は彼の声を聞きわけるのです。他の者の声か、イエスさまの御声かはっきりと聞き分ける信仰の能力を羊は与えられているのです。真のキリスト者がイエスさま以外についていかないのはこのことがわかっているからですね。

◎囲いは教会と言いましたが、キリスト者の安全な場所であることも忘れてはいけません。教会にて礼拝をささげ共に祈る。眼には見えませんが、神さまの、他の力の侵入を許さない聖域が示されているのです。