日別アーカイブ: 2013年10月20日

めぐみのパンくず

ここに少年が大麦のパンを五つと小さい魚を二匹、持っています。しかし、こんなに大ぜいの人々では、それが何になりましょう。”          ヨハネ6:6

◎五餅二魚の喩です。イエスさまがなされた奇跡中の奇跡と言われ、四福音書すべてが記している唯一の奇跡です。しかしながら、この奇跡は信じられないと言う人に時々出会いますが残念なことです。

◎イエスさまは人々の空腹の心配をして下さるお方です。男だけで五〇〇〇人、女子供を入れると1万人をはるかに超えていたであろうと思います。それは、世界の人口がいかに多くとも、来るものを満たすことのできるお方をあらわしいるのです。ピリポに「どこから~買ってきて~食べさせようか」と試されていますが、私たちへの信仰の問いかけでもあります。

◎アンデレはイエスさまに人を連れてくることが得意な人でした。五つのパンと二匹の小さな魚を持っていた少年を連れて来ます。この少年はイエスさまに自分ものをささげたいと思っていたことでしょう。

◎五つのパンと二匹の魚を手に取られたイエスさまの姿と言葉に真似たいと思います。まず感謝をささげられました。見ゆるところ自分の思いと違っていてもキリスト者は与えらえたものに感謝しなければなりません。イエスさまは父なる神への感謝を持って始められました。そうすると奇跡が起こったのです。

◎もう一つは「無駄にしないように」とのお言葉です。無駄にせずに集めよと言われるのです。イエスさまが今までなして下さった恵みを一つも無駄にしないようにと自らも、又すべてのキリスト者にも願います。

 「わたしに対する神の恵みはむだにならず」Ⅰコリント15:10と言った使徒パウロのように、復活を目前にして告白できるものでありたいと思います。