めぐみのパンくず

「わたしが与える水を飲む者はその人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわきでます。」       ヨハネ4:13、14

◎渇きは空腹よりも耐え難いものです。イエスさまは喉の渇きもさることながら、魂の渇きを癒すために来て下さった救い主です。

◎イスラエルは北からガリラヤ、サマリヤ、ユダヤと三つの地域に別れていました。ユダヤからガリラヤへ行く途中サマリヤを通過されたと聖書は記しますが、ふつうユダヤ人はサマリヤをさけて通りました。

◎イエスさまとサマリヤの心渇いた女との会話が始まります。この女にとってイエスさまが「水を飲ませて欲しい」と言われたことは驚きでした。なぜならユダヤ人はサマリヤ人とは口もきかないほど敵視しており、また男性が女性に声をかけることなどありえなかったからです。

◎サマリヤの女には5人の夫が過去にあり、現在同棲していることを、イエスさまは指摘されます。女には満足がなかったのでしょう。当然、心に潤いもありません。渇いた心でこの世を過ごして行くことに耐えられないことをイエスさまは知っておられました。

◎イエスさまは女に上の御言葉を語られました。差し出される水(みことば)を飲む者は「泉が、しかも永遠の命への泉がわき出る」と言われるのです。いつまでも渇かないように潤される魂。それはどんなかたちであらわれるのでしょう。言うまでもなく、永遠に生きるという喜びです。

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