2023年8月6日聖日礼拝

動画(44分45秒)

聖書 創世記39章1節〜23節
説教 「神と共に歩む幸い」
説教者 高橋博師


今月の聖句

ヨハネの手紙第一4章10節

私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、宥めのささげ物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。


今週の聖句

詩篇1篇1節〜3節

幸いなことよ悪しき者のはかりごとに歩まず罪人の道に立たず、嘲る者の座に着かない人。主のおしえを喜びとし昼も夜もそのおしえを口ずさむ人。その人は流れのほとりに植えられた木。時が来ると実を結びその葉は枯れずそのなすことはすべて栄える。


今週の詩篇の黙想

詩篇134篇

  1. 今日の詩篇134篇は3節だけの短い詩篇です。「都上りの歌。さあ、主をほめたたえよ。主のすべてのしもべたち、夜ごとに主の家で仕える者たちよ。聖所に向かってあなたがたの手を上げ、主をほめたたえよ。天地を造られた主がシオンからあなたを祝福されるように。」これは120篇から続いた15の都のぼりの歌の最後の詩篇です。エルサレムへの巡礼の旅をして、過ぎ越しの祭りを祝って、エルサレムを後にして、自分の生活の場に帰る時、エルサレムを離れる時の歌であります。この詩篇では「主」が5回、「ほめたたえよ」が2回、祝福されるは1回登場します。原語のヘブル語では「ほめたたえよ」も「祝福される」も同じ「バーラク」という言葉です。人から神様へ向かう時は、ほめたたえると訳され、神様から人へ向かう時は、祝福されるように、と訳されます。

  2. 「主のすべてのしもべたち、夜ごとに主の家で仕える者たちよ。聖所に向かってあなたがたの手を上げ、主をほめたたえよ。」(1節)と歌われています。巡礼の旅人たちが、エルサレムの宮での祭りのテント生活の最後の夜、テントから出て神殿の様子をうかがいます。レビ人、祭司が深夜にも関わらず、主の宮で仕えている姿を巡礼者は目の当たりにします。レビ人たちは終夜、神殿のともしびが消えないように油を注いでいます。旅人はレビ人の夜ごとの奉仕の姿に心を感動しています。詩篇120編では「主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方はまどろむこともない。見よ、イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。」と夜ごと主の家でともし火が消えることなく油を注いでいる主のしもべの姿から、永遠に私たちを守りくださる主の守りに目が広がって行きます。

  3. イエス様は「あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。」とペテロに語っています。それはペテロにだけでなく、わたしたちすべてに対してであります。夜ごと、神殿でランプに油を注いでいる主のしもべのように、イエス様は私たちの信仰がなくならないように、聖霊の油を注ぎ続けていてくださいます。この主との交わり、恵みに押し出されて「天地を造られた主が、シオンからあなたを祝福されるように」と友を祝福で送り出されています。エルサレム、シオンを離れても、主イエス様は聖霊の油を注いでいてくださいます。今日も燃やされて、主の遣わされたところで主に、人に仕えて行きましょう。