2023年5月28日聖日礼拝

動画(35分03秒)

聖書 創世記32章3節〜12節
説教 「神と自我の格闘」
説教者 高橋博師


今月の聖句

テモテへの手紙第二4章7節〜8節

私は勇敢に戦い抜き、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。あとは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。その日には、正しいさばき主である主が、それを私に授けてくださいます。


今週の聖句

テモテへの手紙第二1章7節

神は私たちに、臆病の霊ではなく、力と愛と慎みの霊を与えてくださいました。


今週の詩篇の黙想

詩篇124篇

  1. 詩篇124篇から聖歌81番が生まれています。しかし聖歌61~84番の歌う詩篇が礼拝で歌われることは少ないです。新聖歌には採用されません。スコットランドのカベナント教会、改革長老教会は詩篇150篇全部に韻律をつけて英語讃美歌にして毎週礼拝で高らかに賛美しています。昔マッソン先生というスコットランド出身のWEC宣教師がおられました。アコーデオンを弾きながら、この詩編124篇、聖歌81番を「主もしわれらのかたに、いましたまわざりせば」と文語交じりの賛美を英国人の先生が礼拝で力強くリードしておられたのが忘れられません。

  2. 「もしも主が私たちの味方でなかったなら」と否定形仮定法の命題が二度繰り返されています。もしもイエス様を信じていなかったなら、もしあのときイエス様を信じる決心をしていなかったら、今頃どんな人生を送っているか、想像することがあります。罪の誘惑の嵐に吹き荒らされて自分で自分の人生を破壊していたのではないか、と想像される人も多いと思います。そのような想像は、今の生活の恵みの大きさを実感させてくれます。

  3. WECの創立者CTスタッドがアフリカに行く前、清国と呼ばれていた時代の中国の奥地で伝道していました。雨が降らなかったので中国人は雨が降るようにみんな偶像の神にお参りをしていました。それでも雨が降らないのは偶像の神にお参りをしなかった西洋の鬼を信じている宣教師のせいであると、CTスタッドの家に群衆が押し寄せて投石、火を放って焼き討とうとしました。群衆がCTスタッドに家を取り囲んでいる時、村の長老が来て、こんなことをしている暇があったらもっと熱心に山の祠で祈りなさいと言ったので群衆は引き上げて行きました。CTスタッドはこのような問題との戦いをすり抜けて伝道を続けました。「ほむべきかな。主。主は私たちを彼らの歯のえじきにされなかった。私たちは仕掛けられたわなから、鳥のように助け出された。」(6節)と告白して、「私たちの助けは、天地を造られた主の御名にある」と高らかに神様を賛美しています。天地を造られた主を仰いで歩みましょう。「神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。」(ローマ8章31節)