6月6日聖日礼拝

礼拝説教(42分32秒)6分45秒辺りからご覧ください。

聖書 創世記12章1節〜9節
説教 「祭壇を築いて祈る」
説教者 高橋 博牧師


今月の聖句

列王記第一3章9節

善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。


今週の聖句

ヘブル人への手紙13章15節

ですから、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえるくちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。


今週の祈りのガイド

詩篇22篇1節〜31節

  1. 詩篇にはパラレリズムというリズムがあります。同意型、反復型、合成型があります。詩篇22篇は1~5節で「わが神、わが神。どうして、私をお見捨てになったのですか。遠く離れて私をお救いにならないのですか。私のうめきのことばにも。」となぜですかと苦しみの中からの叫びです。3~5節では「けれども、あなたは聖であられ、イスラエルの賛美を住まいとしておられます。」と神様を賛美しています。詩篇22篇はこのように苦難の中から神様への叫びと、神様への賛美が反復型パラレリズムとして繰り返され、25節「大会衆の中での私の賛美はあなたからのものです。」と結論に向かっています。そのように詩篇を味わっていきます。

  2. 6~8節は苦難の中からの叫びです。「私を見る者はみな、私をあざけります。彼らは口をとがらせ、頭を振ります。」この歴史、世界で最も苦しまれた方は十字架上のイエス様です。父なる神様から見捨てられる、すべての神の恵みがはぎとられる究極の苦しみを私たちのために受けてくださいました。私たちも苦難の時、この22篇を読みましょう。9~10節は苦難の中から賛美がささげられています。「生まれる前から、私はあなたに、ゆだねられました。母の胎内にいた時から、あなたは私の神です。」苦難の時も賛美をしましょう。

  3. 11~22節も長い大きな苦難の叫びです。18節「彼らは私の着物を互いに分け合い、私の一つの着物を、くじ引きにします。」イエス様の持っておられた唯一の財産の衣もはぎとられ、兵士たちがくじ引きで取り合います。十字架上の肉体的苦痛、悪口雑言を浴びせられる苦しみ、すべてをはぎとられ、さらし者にされる苦しみの中から叫び告白しながら22節「私は、御名を私の兄弟たちに語り告げ、会衆の中で、あなたを賛美しましょう。」と苦難の中で生きる信仰の模範を示していてくださいます。

  4. 23~31節は賛美の大団円です。28節「まことに、王権は主のもの。主は、国々を統べ治めておられる。」私たちは人から見捨てられる時、何かの失敗で非難される苦しみ、人々から非難中傷怒りを受けて炎上する時があっても、主は国々をすべ治められる、すべてを御支配して下さり、王権で守ってくださる信仰に達しています。主の愛、主の御手から私たちを引き離すものは何もないことを信じ、子供たち、子孫たちにも神の恵みを伝えて行きましょう。