聖書愛読より 「聖霊降臨」 使徒2・1~4(週報2023年5月28日号)

牧会ずいそう 週報2023年5月28日号
2023年05月24日(水)

聖書愛読より 「聖霊降臨」 使徒2・1~4

「五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。すると天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。また、炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまった。すると皆が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろなことばで話し始めた。」
(使徒2・1~4)

 「五旬節」はギリシャ語で「ペンテコステ」。米国国防総省の本庁舎はペンタゴンと呼ばれますが、それは五角形という意味からです。「ペンテ」が「五」という意味なのですね。
 この日に聖霊降臨が起こった、と聖書は記しています。それはイエスさまの昇天から10日目の出来事でした。「同じ場所に集まっていた」ところに「天から突然」に起こりました。聖霊の出来事はいつもこのようです。「共に集うところ」。すなわち教会において。「天から」。すなわち地上のことではなく。「突然に」。思いがけず、人間の計画に関わらず起こるのです。これが聖霊のなさることです。
 聖霊に満たされ、御霊が語らせてくださるままに語る。それは、他国のいろいろなことばで語るということでした。それはまた、その場にいたすべての人が自分の国ことばで聞くこととなりました。聖霊の臨まれるところでは、ことばの壁が破られ、あらゆる垣根を越えて福音を聞くということが生まれた、ということです。こうして教会が誕生しました。聖霊降臨は教会の誕生日です。
 生まれた教会は、悔い改め、バプテスマ(洗礼)、教え、交わり、聖餐に生きていきました(37節~)。今日の教会はすべてこの聖霊降臨の出来事につながっています。


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