私は、語りかける声の主を見ようと振り向いた。(黙示録1・12)

  • 管理ではなく新しいチーズ像を

     マイケルは答えた。「ぼくの仕事は日々もちあがる問題をただ処理することだと思っていた。先のことを考え、会社がどういう方向へ向かっているのか注意すべきだったのに。そうぼくは問題を処理したよ。一日二十四時間。ぼくはあまり面白みのない人間だった。愚かな競争をしていて、そこから逃れることができなかった」。

     ローラが言った。「みんなを引っ張っていかなきゃならないのに、仕事の管理ばかりやっていたわけね」

     「そうなんだ」とマイケル。「それでもこの物語を聞いてぼくの仕事は『新しいチーズ』像を描くことだ、と悟ったんだ。みんなが追い求めたいと願い、仕事でも人生でも、変化を楽しみ、繁栄を享受することができるような『新しいチーズ』像をね」

    スペンサー・ジョンソン、『チーズはどこへ消えた』、門田美鈴訳、扶桑社、2000年11月30日発行、80ページfより

     娘に紹介していただいて読むことになりました。この手の本はあまり好んで読むことにはならなかったのですが、娘の紹介というのは親を動かすものです。

     内容は大変簡潔で面白いものでした。いろいろ批判もあるようですが、今の私にとっては上記の言葉をはじめいろいろと考えさせられました。もともと管理をすることが嫌いではない性格なので、新しいチーズ像を描くということがおろそかになってしまいます。リスクを承知で変化することの大切さを思います。