「淡々として欲する所を一にせよ。必ず二三にする勿れ。淡々として欲する所不二なれば、即ち一なる者活動す。無我の門乃ち開く。」
新井奥邃、『聖言』、10
「執着から離れて一つのものを求めなさい。二つ三つを求めてはならない。ただひとつの事だけを求めているならば、即座に生き生きと行動する者となる。そうして無心に取り組む者の前にある扉は、しかる後に開くであろう。」
あれもこれもと思って、結局何一つ手つかずになってしまうことがあります。とりあえず、目の前にある一つの事に心を込めて取り組みましょう。そうして、ごちゃごちゃ考えずにとにかく頑張っているならば、やがて大きな扉も開いていくのです。
〔聖書の個所〕
だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。
(マタイ6章33~34節)
主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」
(ルカ10章41~42節)