「吾は先ず当に人身攻撃を廃すべきなり。己の根性より之を廃すべし。全然廃すべし。」
新井奥邃、『聖言』、8
「わたしは、まず相手に対して個人的な思想・行動に立ち入って非難し責めることを止めなければならない。自分自身の心の底からこれを捨てなければならない。完全に捨てなければならない。」
人間は、相対する人に対して非難したがるものである、と昔に教えられたことがあります。相手に難癖をつけ、相手を非難し、相手の間違いを指摘することが、人間は好きなのです。そうして自分自身を優位に立たせたり、自分を賢いもののようにしなければいられない性質を持っているのです。
どんなに違った思想や行動を持っている人にも、まず非難ではなく、耳を傾けましょう。そこには学ぶべきこと、自分自身を振り返るべきことがあります。
どんな人にも攻撃態勢ではなく、融和政策で出会っていくということでしょう。そうすると、案外友を得ることになるかもしれません。
〔聖書の個所〕
主のしもべが争ってはいけません。むしろ、すべての人に優しくし、よく教え、よく忍び、反対する人たちを柔和な心で訓戒しなさい。もしかすると、神は彼らに悔い改めの心を与えて真理を悟らせてくださるでしょう。それで悪魔に捕えられて思うままにされている人々でも、目ざめてそのわなをのがれることもあるでしょう。
(テモテ2章24~26節)
また、だれをもそしらず、争わず、柔和で、すべての人に優しい態度を示す者とならせなさい。
(テトス3章2節)