悪魔が人間の心のうちにつくりだした最も価値ある感情

変りばえのしない、古くさいものにすがりつくことを恐れる気持ちは、われわれ悪魔が人間の心のうちにつくりだした、最も価値ある感情の一つでね。異端信仰、愚にもつかぬ助言、結婚における不倫、友情における不実はみんな、そこから生まれたのさ。

『影の国に別れを告げて―C.S.ルイスの一日一章』、中村妙子 訳、33f頁

2019年1月17日(木)

神さまは、変化にたいする愛と恒常にたいする愛、この二つの愛を人間に与えてくださったとルイスはその著『悪魔の手紙』のなかで悪魔に語らせています。悪魔はこの二つの愛のバランスに生きている人間を混乱させ、どちらか一方に人間のこころが縛られるようにと、若き悪魔ワームウッドに指導しています。
変化か恒常か。このバランスに生きるためには、神さまへの愛が必要です。