耶蘇様は神さまご自身です

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 オルガンティーノは先に立って仮礼拝堂に案内した。狭いがきらびやかに装飾された祭壇の真ん中に小さなキリスト磔刑像がかかげてある。
「あれが耶蘇様です」
 キリスト像は、腰に一枚の布をまとっただけの姿だ。手と足が釘で磔台に打ちつけられている。青年は息をのんで見つめている。
「神様がどうして磔になったのでしょうか」
「耶蘇様は、神ではありません。なきところより、天地をおつくりになった御作者神(デウス)様は、ただ御一体だけ。耶蘇様は神の子。実(まこと)の人にてまします。十字架(クルス)の上より、われらを導きたまうのです」

山本兼一、『火天の城』、文藝春秋、2004年6月15日発行、80ページ

イエスさまが神さまではないとカトリック教徒に語らせていますが、これは驚くべきことだと思いました。聖書の真理は、神さまが十字架に架かり死んだというところにあります。十字架でささげられた命が神さまの命であるということです。
神さまならばどうして磔になったのかという疑問こそ、信仰のポイントをつくことだと思います。神さまなのに磔になってくださったのです。ここが大切です。

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コメント

“耶蘇様は神さまご自身です” への3件のフィードバック

  1. 山下寛のアバター
    山下寛

    当時の日本人が、そんな風に理解したというのならまだしも、
    オルガンティーノにそんな風に語らせるなんて、
    本当にビックリしますね。
    また、最近、人間が「全知全能をかたむけて」という表現も見かけました。
    なかなか難しいですね。

  2. adminのアバター
    admin

    山下先生。コメントありがとうございます!!
    読んでいてくださる方がおられることを感じることができ感激です。
    『火天の城』は安土城のお話しなので地元派としては見逃せなかったのですが、内容はともかく端々の表現には引っかかってしまいました。
    次週24日に塩屋のセミナーに行こうかと思っていますが、行きに「鉄人28号」を見に途中下車しようと思っています。お近くでしょうか。お近くなわけないですよね・・・。

  3. 山下寛のアバター
    山下寛

    田中先生
    鉄人28号は、新長田駅前ですから、
    近くといえば近くです。
    年賀状のため、撮影に行ったくらい?近くです。
    塩屋と東垂水教会は、歩いて行けるくらい近くです。
    お寄りくださればうれしいです。

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