苦しみに渡される
2016年4月9日(土)私たちが愛する人々をしばしば苦しませていること、私たちの善意にもかかわらず苦しませていることを進んで認めるなら、ほとんどの場合、当人の思いとは裏腹に私たちに苦しみをもたらしている人々を許すことがより容易になるでしょう。
ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
141頁。
精神的な距離が短い人から苦しみを受けることが、私たちには多いように思います。それは同時に私たち自身も誰かに苦しみを与えていることがあるということです。たとえ自分では善意に満ちていると思ってはいても、苦しみを与えていることがあるのです。
そのことを進んで認めましょう。そうするならば、私に苦しみを与えていると自分自身が思い込んでいて、許せない思いの中に落ち込んでいたとしても、そこから許しの心に生き始めることが出来るでしょう。
私たちから許しの心を奪っているのは、自分自身の中にある被害者意識です。被害者意識ではなく、加害者意識を少しでも持つことが出来るならば、許しに生きることが出来るのです。
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