傷を踏み越える
2016年1月9日(土)時として、私たちは怒りや妬み、拒絶の感情を「乗り越え」て、先に進まねばなりません。否定的な感情にどこまでも固執し、あたかも、そこが私たちのいるべきところであるかのように、その中に浸りがちです。そうなると、私たちは腹を立て、無視され、捨てられた人になってしまいます。
ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
41頁。
怒りや妬み、拒絶の感情を引き起こした出来事、誰かが必ずいます。そのような出来事や人を腹を立てて生きてしまいがちです。しかしそれでは自分の人生という旅を続けることが出来ません。人生という旅をつづけるためには、それを乗り越えていかなければなりません。あるいは踏み越えていかなければなりません。
自分の傷つけた出来事や誰かをコントロールすることはほとんどできません。しかし自分自身の感情は自分のものでしょう。私たちには、自己憐憫にうずくまることもできますが、そこから立ち上がり前進することもできます。その選択をすることが出来るのです。
傷を乗り越えて前進するためには、その暗い感情を、そしてそれがどこから来るのかを見つめ、見極めることはよいことです。見つめ、見極めることが、それを乗り越え、踏み越えることにつながりますように。
神さまを信じ、神さまを見上げて生きる人生は、自らの傷を踏み越えて前進する生き方を私たちに与えます。神さまはその力を与えてくださいます。
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