2001年9月15日、親戚が勤め先で拾ってきた猫がひょんなことで我が家にやってきた。
勤め先から帰宅しようと自動車を出したところ段ボール箱を踏んづけてしまった。中に3匹の捨て猫。一匹を死なせてしまった。自分の家では飼えないのに、いたたまれなくなって残りの二匹を引き取ってきた。そんなことで我が家にやってきた。二匹のうちの一匹は教会の方が連れて帰って下さった。そして残ったのがくろねこ。ジジと命名。
少し臆病で、しかし外出しては近所のボス猫にケンカで負けて帰ってきた。噛まれたところが膿んで医者通いをしたこともあった。冬、寒くなると夜にはあるじの布団に入ってきた。
金曜日、すこし具合が悪そうであった。食事もほとんどしていない。全身で息をしている。
土曜日の夜、近所の獣医さんへ。「肥大型心筋症」と診断された。胸にたまった水を抜いていただき帰宅。家族と共に闘病が始まった。
辛うじて水を飲む程度で自分からは食事を一切しない。何とか注射器を使い薬と流動食を与えるも、日に日に痩せていった。後ろ足がふらつくようになった。診断から一週間後の日曜日の朝、少し苦しみにあえぎつつも静かに天国に帰っていった。妻と子どもたちに看取られて。教会学校で奉仕していた私のところに妻が「ジジが死んだ」と知らせに来た。2015年5月17日召天。
我が家にやってきて13年と半年。数え切れない喜びを私たち家族に与えてくれたジジ。召天して三日が過ぎるが、ソファーの上に、こたつの中に、ベランダの椅子の上に、ふとジジの姿を確かめようとしてしまう。
今頃は先に逝ったニケと悠久の時を過ごしていることだろう。
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