静まりの時 2022年7月19日(火)
ヘブル1・1~4
「神は昔、預言者たちによって、多くの部分に分け、多くの方法で先祖たちに語られましたが、この終わりの時には、御子にあって私たちに語られました。神は御子を万物の相続者と定め、御子によって世界を造られました。」
(ヘブル1・1~2、新改訳2017)
神さまは「御子にあって」、新共同訳では「御子によって」、共同訳では「御子を通して」語られました。神さまの言葉を聞きたいと思えば、イエスさまに聞けばよいのです。
このイエスさまによって世界は造られたとヘブル書は語ります。創世記1~2章に記されている創造のみわざは、父なる神さまと子なる神であるイエスさまの働きによってなされたことである。イエスさまは創造を父なる神さまと創造のみわざにおいて共働されたというのです。創造のわざは三位一体の神さまのわざなのですね。
それだけではありません。この「世界を造られた」とある「世界」とは、英語の聖書では「the worlds」「the universe」ですが、原文は「アイオーン」という言葉で、
(1)【ある長さの時、一生】時代、世代 (イ)この世、現世 (ロ)来らんとする世
(2)長い時、永遠 (イ)(過去)太古、(ロ)(未来)永遠に、など
(3)《空間的》世界
などの意味があるそうです。過去に行われた創造による世界を指すとともに、代々の世界、これからも存在する世界を指しているとの説明がありました。つまり神さまは御子イエスさまによって「今日」という日を造ってくださった、ということです。
時間というのは不思議です。つねに流れています。むかしの人はその無常を歌いました。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。」(鴨長明、『方丈記』)
しかしキリスト者は、時間の流れは無常ではなく、神さまの創造のみわざであること、今日という日も神さまが新しくつくて下さった日であることを信じています。
「これは主が設けられた日。この日を楽しみ喜ぼう。」(詩篇118・24)
This is the day, this is the day.
That the Lord has made, that the Lord has made.
I will rejoice, I will rejoice,
・・・
発病し救急搬送されたのが昨年の7月20日でしたので、明日で一年となります。しかし昨年の7月20日は火曜日でしたので、火曜日である今日の方が一年が経過したという感じが強くします。早天祈祷会に来てくださった兄弟が教会の皆さんに連絡してくださったを思い起こし感謝しています。
夜半2時過ぎに胸やけで目が覚め胃薬を飲んだりしたのですが、おさまらずソファーに横になっていると、少しうとうとしたのですが、4時ごろには全身汗でびっしょり。早天の準備にと着替えはしたのですが、痛みは治まらりません。次第に体が動かしずらくなります。さすがに異常を感じ妻に病院へと思いましたが、痛みはさらに強くなり自分で起きることもできなくなり救急車を呼ぶことになりました。電話口で症状を話すことができたのですが、救急隊員が到着してくださったときには完全に動くことができなくなっていました。ストレッチャーが入りにくかったので、ハンモックのような担架で救急車まで運んでいただいたようです。その揺れもあって吐き気がしてきたのですが、頑張りました。心臓の問題と判断され、当初予定の病院から、心臓の集中治療室のある病院に変更され搬送。病院についた時には、全身に寒さを感じて震えが出ていました。すでに医者への連絡がなされていました。何人もの医療スタッフに囲まれ、衣服をはがされ、様々な管がつながれていきます。レントゲンなど物々しい設備が周りを囲んでいきます。しばらくすると二人の専門医によるカテーテル治療が始まりました。足の付け根と左手首の二カ所から動脈へアクセス。治療が進みます。しばらくすると耳元で「今血液が流れました」とこの声。その声にスーッと痛みがやわらいでいくような感じがします。それがさらに実感として感じられるようになっていきました。何人もの医療スタッフに囲まれて、あれやこれやと処置がなされていきます。血圧計、心電図、点滴、導尿、そして、絶対安静。コンタクトをはずしていてメガネもありませんから、0.01の視力では、世界は霧の中です(笑)。少し横で看護師さんが、心臓止まってたかもしれんねんで~、と会話しておられました。
こんなことを書いてしまって恐縮なのですが、忘れてはいけないなと思っています。幾人もの方の懸命の治療がなければいのちはありませんでした。神さまに生かされているのです。そして神さまが備えてくださった多くの人の愛にも生かされていることを忘れてはいけないと思っています。今日という日も神さまによって造られた日です。私たちは喜びましょう。喜んで一日を送りましょう。