愛する者たちがいなくなったとき、彼らが去っていくのを悲しんではなりません。むしろ、彼らが自分の生涯の中に加えられ、融資されていたことを神に感謝しなければなりません。与えてくださった神、そして、取り去ってしまう神を心からほめたたえてください。
C・H・スポルジョン、『いこいの水のほとりにて』、73頁ff
2021年2月16日(火)
なにが私にとって幸福であるのか、そのことを私たちは完全に知ることができないのだと思います。あるとき自分にとって幸福をもたらすと思っていたものが、あとあと不幸の種になったということはあります。
ほんとうの幸福は、それ自体というよりも、それを神さまからいただく、あるいは神さまからお預かりする、ということで生まれるのではないか、と思います。どんなに自分に幸福をもたらすと思えるものであっても、自分の所有物にしてしまったとたん、うまく付き合うことができなくなり、さらにはそれがやがて取られるときに、自分に深い悲しみをもたらすことでしょう。神さまからお預かりしているということを忘れないならば、与えられるときも、それが奪われるときも、感謝に生きる道がひらかれるのだと思います。
「お前まで愚かなことを言うのか。わたしたちは、神から幸福をいただいたのだから、不幸もいただこうではないか。」(ヨブ2・10)