悔改めの詩編をいつも共に歌い続けている牧師と信徒の、死を直視しているところでの、この対話は忘れ難い。
加藤常昭、『み言葉の放つ光に生かされ』、91頁
2020年3月24日(火)
この対話とは、フランスの高官であったロラン・ドゥ・ノルマンディ夫人の臨終に最後まで付き添ったカルヴァンが、その様子を夫人の友人宛に書いた文章の一節から、とのこと。この夫人は夫と共にジュネーヴに亡命しました。到着後まもなく死去したそうです。そのしばらくの間の様子ということでしょうか。
死を前にして私たちは何を祈るのか。この人は、悔い改めを祈りました。神よ、憐れんでください、と祈ったのです。それは自己憐憫の祈りではありませんでした。神さまがまことのさばき主であるとともに、罪を赦して下さる唯一のお方であることを信じる者の祈りです。心貧しく、また晴れやかな祈りです。力強い祈りです。
「神よ、わたしを憐れんでください/御慈しみをもって。深い御憐れみをもって/背きの罪をぬぐってください。/わたしの咎をことごとく洗い/罪から清めてください。」(詩編51・3,4)