単純な宗教などというものは存在しません。実在するものは結局のところ、単純ではありません。一見単純に見えても、じつはそうではないのです。
『影の国に別れを告げて―C.S.ルイスの一日一章』、中村妙子 訳、399-400頁
2019年10月13日(日)
人や物事にレッテルを貼り、単純化することによって理解しようとすることがありますが、人や物事で単純なものはありません。この単純化こそ、複雑な考え方をしたがる人間の特質ではないかと思います。人間は複雑な考え方をしたがるので、結果、単純化してしまうのではないかと思います。
ありのままに受け止めることは、そう簡単なことではないのです。
「すばるやオリオン座を造り、/暗黒を朝に変え、/昼を暗くして夜にし、/海の水を呼び集めて、/それを地の面に注ぐ方。/その名は主。」(アモス5・8)
「ただし見よ、見いだしたことがある。神は人間をまっすぐに造られたが/人間は複雑な考え方をしたがる、ということ。」(コヘレト7・29)