善人の過去は彼が死を迎えるまえに変化しはじめ

善人の過去は彼が死を迎えるまえに変化しはじめ、その結果、彼の赦された罪、記憶にあたらしい悲しみまでが天国の資質をおびはじめる。一方、悪人の過去は、彼の生前から彼自身の悪に順応しはじめ、まさに荒涼たる様相をおびる。

『影の国に別れを告げて―C.S.ルイスの一日一章』、中村妙子 訳、210-11頁

2019年5月26日(日)

自己中心に、自分の欲望のままに生きるということが、自由であり幸せであると思うこともあるのですが、そうして隣人との関係を壊し、自分自身をも滅ぼしてしますとすれば、それは自由で幸せな人生とは言えないでしょう。罪のままに生きているとすれば、死んだ後のさばきに耐えられないということですが、そのような生き方は、死を迎える前、すなわち生きているときにすでにさばかれているような人生となっているということでしょう。
天国を目指して、神さまの喜ばれる道に生きることは、今の人生そのものを幸福にし、すでに天国に生きているような日々にするということです。

「御子を信じる者は裁かれない。信じない者は既に裁かれている。神の独り子の名を信じていないからである。」(ヨハネ3・18)