アタナシウスはまさにそのようにこの世を敵に回して敢然と戦った人でした。彼は三位一体の教義を、そっくりそのまま支持した人です。
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最初にアタナシウスの『神の言の受肉』を開いて読んだとき、私はすぐ、これはたいへんな書物だと思いました。・・・アタナシウスが当然のこととして受取っていたこと、すなわちクリスチャンの生活の高雅さ、クリスチャンの殉教者たちの陽気とさえ言えそうな、苦難をほとんど笑いとばしてしまうような勇気をキリスト教の正当性を示す証拠として、彼のように確信をもって指摘することは、現代人である私たちにはできません。『影の国に別れを告げて―C.S.ルイスの一日一章』、中村妙子 訳、174-5頁
2019年5月2日(木)
今日5月2日は「聖アタナシオ司教教会博士」の記念ということです。ルイスのこの著書では成人の日を大切に扱っているようです。
アリウス派に対して三位一体の教理をキリスト教会において確固たるものとした人物ということでアタナシウスは大切な人物です。
この文章で心にとまるのが、キリスト教の正当性を示す証拠として「苦難をほとんど笑いとばしていますような勇気」という言葉です。苦難のなかにあっても、その苦難を笑いとばしてしまうような勇気をいただいているのが、キリスト者であるということでしょう。
三位一体の神さまを信じるものは、そのような勇気に生かされているのです。
「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同と共にあるように。」(第2コリント13・13)