日別アーカイブ: 2017年12月17日

めぐみのパンくず

そして、その子供の手を取って、「タリタ、クミ。」と言われた。(訳していえば、「少女よ。あなたに言う。起きなさい。」という意味である。)”

                 マルコ5:41

◎「私の小さい娘が死にかかっています。どうか、おいでください・」と足元にひれ伏した父親の願いに応え出かけられた主。しかし途中で長血の女の癒しの事が起こりました。父親は一刻も早く娘のところに来て欲しいと、もどかしい時間帯であると同時に、イエスさまの癒しの力を目の当たりにする期待にもなりました。

◎しかし、使いの者が、少女がなくなったことを知らせに来て、イエスさまに来てもらう必要はないことを告げます。イエスさまは、父親に「恐れないで、ただ信じていなさい。」と言われました。恐れるな、信ぜよとは何と力強いものでしょう。

◎泣き叫び、取り乱し、わめいている人々に向かって少女は死んだのではなく、眠っているのだと言われます。イエスさまを信じる人々にとって死ぬのではなく、眠るのだと言うこの宣言は何という喜びと希望ではないでしょうか。

◎「タリタ、クミ」娘は12歳、イスラエルでは一人の女性として出発の年齢です。少女は新しい門出に生かされたのです。

◎長血の女は12年患いました。少女は12年、蝶よ花よと育てられました。同じ12年でも全く違った年月でした。しかし、悲しみは、苦しみは誰にでも訪れることを思います。しかし、主あっては同じように癒し、生き返らせなさる力の救い主なのです。