日別アーカイブ: 2017年9月17日

めぐみのパンくず

さて、イエスは山に登り、ご自身のお望みになる者たちを呼び寄せられたので、彼らはみもとに来た。そこでイエスは十二弟子を任命された。”

            マルコ3章13、14節

◎イエスさまはその働きにおいて非常に重要な時が来ていることを覚え、そのメッセージを広げ永続させることが必要と思われました。そこで弟子たちを集め、一緒に住むために召し、遣わすためにメッセージを与え、力を授けられたのです。

◎弟子たちの名前を見てみましょう。まずシモンが出てきますが、彼はペテロと命名されます。初代教会の中心的人物にやがてなるところのシモン(小石)をペテロ(大岩)と呼ばれました。

◎次にヤコブとヨハネの兄弟ですが、彼らに「ボアネルゲ「雷の子」となずけられました。この二人は激しい性格の持ち主だったのでしょう。後にサマリヤの人々がイエスさまを受け入れなかった人たちをイエスさまに「主よ。私たちが天から火を呼び下して、彼らを焼き滅ぼしましょうか。」ルカ9:54と言うほどに。しかしこの「雷の子」たちが愛の人に、また弟子たちの最初の殉教者となるまでに変えられます。

◎マタイは孤独な取税人、熱心党員のシモンは徒党を組んで外国人からの、くびきを解放しようとした人、バラエティにも飛んでいます。

◎しかしながら、悲しいこともマルコは伝えます。この弟子たちの中に、イエスさまを裏切ることになるユダが入っていたのです。新聖歌404番3節「ユダになるまじ」との警告を心したいと思います。