めぐみのパンくず

中風の人に、『あなたの罪は赦された。』と言うのと、『起きて、寝床をたたんで歩け。』というのと、どちらがやさしいか。” マルコ2:9

中風は半身の不随や、腕や脚のマヒする病気です。 一般的には、脳出血後に残る病気と言われます。つらいことだと思いますが、この人には良き友たちがありました。何と4人も!

◎友たちは、イエスさまなら癒していただけるだろうと確信していました。戸板に乗せてやってきたのです。しかしイエスさまがおられた家はいっぱいの人で入れません。機転の利く4人は屋上に上りその屋根を引きはがして、病人をつり下ろしたのです。

◎イエスさまは、「彼らの信仰を見て」中風の人に『子よ、あなたの罪は赦されました』と宣言されます。イスラエルでは病気は罪の結果であると考えられていました。この人も病気の原因を思う時、罪を悔いていたと考えられます。イエスさまの業は内面から始まります。

◎ところが、見ていた律法学者たちにとっては「罪をゆるすことが出来るのは神だけ」と心の中で理屈をこね「神を汚している」とイエスさまを非難します。これを見抜かれたイエスさまは『人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知らせるために』と寝床を取り上げ元気に歩き回れるようになさいます。

◎二つの幸いを見ます。イエスさまは心と体の癒し主、この人はそれを体験しました。また、良き信仰の友を持っていたということです。『世には友らしい見せかけの友がある。しかし兄弟よりもたのもしい友もある。』箴言18:24(口語)

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