日別アーカイブ: 2017年2月19日

めぐみのパンくず

私たちの神の御前にあって、あなたがのことで喜んでいる私たちのこのすべての喜びのために、神にどんな感謝をささげたらよいでしょう。”

              テサロニケⅠ3:9

◎使徒パウロがテテサロニケの教会員に手紙を書いた時、アテネにおいて、コリントにおいて激しい信仰の戦いの最中でした。その中で、愛するテサロニケの教会員のことが心配になったのです。二つの理由があったように思います。一つは自分が戦っている信仰の苦難が愛する者達にも及んでいないであろうか、ということであり、その戦いの背後には「誘惑者」「試みるもの・口語訳」の存在を強くおぼえていたからでしょう。「苦難」という言葉がくり返し枯れています。

◎そこで、いてもたってもいられず、信仰の兄弟であり、同労者であるテモテを遣わしました。テモテの報告はテサロニケの教会員の「信仰」が揺るがされていなかったことでした。パウロはテサロニケ教会員の信仰を知りたかったのですが、その報告は「良い知らせ」となりました。彼らは離れていても、パウロたちのことを親切に思い、しきりに会いたいと願っていたvs7というのです。どんなに嬉しかったことでしょう。そこでパウロは神さまに感謝をささげました。

◎しかし、安心と喜びにとどまらず、やっぱり顔と顔とを合わせて福音の交わりをしたいと願う気持ちは変わりません。顔と顔を会いまみえて、手と手を取って喜びたい~それもあったでしょう。しかし、それ以上に「信仰の不足を補いたい」という願いがパウロにはあったのです。信仰は常に成長し続けなければならないからです。