日別アーカイブ: 2016年12月11日

めぐみのパンくず

「神にとって不可能なことは一つもありません。」

マリヤは言った。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」     ルカ1:37,38

◎エリサベツに子が宿って、6か月目の出来事です。み使いが乙女マリヤに現れました。今度は聖霊による、救い主誕生の受胎告知です。み使いは「おめでとう」「恵まれた方」「主がともにおられる。」と告げます。マリヤの方は突然であり、ひどくとまどい、何のことか考え込みました。

◎み使いはそのマリヤに対して「恐れるな、神からの恵みを受けたのだから」と語り、生まれる子の命名、権威と統治を告げました。

◎マリヤの心配はもう一つ、自分が処女であったことです。これに対してもみ使いは丁寧に聖霊による御子の誕生を語ります。子供の誕生など考えられなかったエリサベツのたとえも交えて。

◎なぜそのようなことが可能なのか。37節に「神にとって不可能はない」とありますが、「不可能」という言葉は「福音・教え、命令、指図、預言、告知、恫喝)」などの意味ある強い言葉が使われており、加えて「すべてのことに」と言う言葉も使われています。大切な告知ゆえにです。

◎マリヤは、信仰をもってみ使いの言葉を受け入れました。その故に、ギリシャ語の聖書を見てみますと。「見よ、主のはした女がいます。あなたのおことばどおり私になりますように」と告白することができました。

◎まことのクリスマスの意味を知っているキリスト者、クリスマスにもう一度マリヤの言葉に傾聴したいものです。