めぐみのパンくず

正義を行なう者、まっすぐに語る者、強奪による利得を退ける者、手を振ってわいろを取らない者、耳を閉じて血なまぐさいことを聞かない者、目を閉じて血なまぐさいことを見ない者、このような人は高いところに住み、そのとりでは岩の上の要害である。彼のパンは与えられ、その水は確保される。   イザヤ書33:15.16

◎ユダヤ教のラビ・シムライは「シナイ山でモーセは613の掟が与えられたが、ダビデが来てこれを11に(詩篇15:2-5)まとめた。次にイザヤが6っつにし、これを3つに(6:8)、アモスは「あなた方は求めよ、そして生きよ」(5:4)と言う2つにまとめた。そしてハバククはこれを「義人は信仰によって生きる」と言う1つ(2:4)にまとめた」と語っています。

◎人間が聖なる神さまのみ前に出ていくことのむつかしさ(不可能と言ってもいいでしょう)。モ-セの律法にはじまり、預言者たちはその戒めをいかに要約すれば、神に受け入れられるか、祈り苦闘したと思います。預言者ハバククはただ1つ「義人は信仰によって生きる」と宣言、使徒パウロはこの信仰義認を見事にとらえて、キリスト教信仰がこの一句に凝縮されていることをローマ人への手紙で表しています。

◎モーセからハバククに至るまでの途中、イザヤが宣言した6つの掟も信仰義認をいただいたキリスト者には大切なことだと思います。イエスさまは律法廃止論者では決してありません。むしろ成就のために来られました。(マタイ5:17)どんなに無力であったかを深く知り、そこから救われていることに感謝したいと思います。

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