日別アーカイブ: 2016年3月26日

めぐみのパンくず

 

“ヒゼキヤは主に祈って言った。「ケルビムの上に座しておられるイスラエルの神、万軍の主よ。ただ、あなただけが、地のすべての王国の神です。あなたが天と地を造られました。主よ。おん耳を傾けて聞いてください。主よ御目を開いてご覧ください。生ける神をそしるために言ってよこしたセナケリブノのことばをみな聞いて下さい。”     イザヤ書 37:17

◎四面楚歌と言う言葉があります。どこにも助けがないと思える状態です。そのような困難の時、ヒゼキヤの祈りを思い出したいのです。

◎大国アッシリアの軍隊(18万5千人)がエルサレムを十重二十重に囲みました。軍長ラブシャケは、ユダヤ人にもわかる言葉で大声で脅迫します。「いったい、お前は何に拠り頼んでいるのか。」と。この脅迫に対してヒゼキヤ王はどう対処したのでしょう。

◎第一に民に「沈黙を守れ」と命令したのです。困難な時、わめいたり、叫んだりしやすいものですが、命令通り民は「一言も答えなかった」のです。沈黙の勝利です。

◎第二に脅迫文が送られてきたとき、ヒゼキヤ王は使者の手から手紙を受け取り、読み、主の前に手紙を主の前に広げて見せたのです。「神さま、敵はこんな風に脅迫しています。」手紙の内容は偶像を信じる数々の民たちがアッシリヤに滅ぼされたことでした。ヒゼキヤは上のみ言葉のように祈りました。「祈りを聞きたもうお方」信じる信仰者は幸いです。神は聞いておられます、見ておられます。そして切実に訴える者の祈りには必ず答えて下さいます。神は敵の大軍を一晩のうちに滅ぼされたのです。