2024年3月17日聖日礼拝

動画(22分53秒)

聖書 マタイの福音書26章57節〜68節、27章1〜2節
説教 「トップニュース」
説教者 リュウ・フイイン師


今月の聖句

コリント人への手紙第一15章20節

しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。


今週の聖句

ペテロの手紙第一1章25節

しかし、主のことばは永遠に立つとあるからです。これが、あなたがたに福音として宣べ伝えられたことばです。


創世記からの黙想 創世記11章

「さて、全地は一つことば、一つの話しことばであった。」(1節)大洪水の後、ノアの子、セム、ハム、ヤペテから子孫が増え広がって行きました。人類はレンガを焼く技術、瀝青、アスファルトを使う技術を習得しました。シヌアルの地、今のクゥエートの近辺で原油が地表に湧き出ていて、そのアスファルトを建築に応用して、高い塔、建築物を作る技術を開発しました。石の代わりにレンガを焼く技術を習得し、瀝青というアスファルトは、粘土よりも粘着性があるので、レンガをつないで高い建造物を作ることができ、ジグラッドと呼ばれるピラミッドのような建造物を建てるようになりました。科学技術は神様からの賜物であります。粘土を高温で焼いて強度のあるレンガを作り出し、アスファルトからプラスチック、石油製品を作り出すことは、神様からの恵みの賜物であります。「さあ、我々は町を建て、頂きが天に届く塔を建て、名を上げよう。」(4節)罪ある人間は神の恵みを自分の功績、手柄にして、神様を無視して、高慢、傲慢になっています。18世紀からの科学技術の進歩、発明発見で文明は大変発展しました。レンガや瀝青から発展して、18世紀の産業革命では、鉄と石炭を使うようになり、蒸気機関を活用して、船舶や鉄道、工場が発展しました。20世紀に入ると瀝青を精製して石油、ガソリンを使う自動車、航空機が発展しました。20世紀の後半から核を分裂させる原子力のエネルギーを人類は利用しました。通信手段も、コンピューターの開発と大型化によって情報処理や伝達が高速化しました。残念ながら、神様の賜物によって便利になりながら、神様に感謝し、礼拝することがおろそかになり、自己中心になり、さらにもっと上の物質的満足を求めるようになっています。7節で神様は、彼らのことばを通じないようにしよう、とことばを混乱させました。神様抜きの自己中心、物質中心になった時代は、心が、愛が、ことばが通わない世界になってしまいました。罪の結果であります。イエス様の十字架の後、聖霊が下って、弟子たちは他国のことばを話し通じ合いました。十字架こそ敵意を廃棄され、二つのものを一つとして下さり、ことばが、愛が、親切が通じる世界を回復してくださっています。神様の賜物を受けていることを感謝し心の通い合う交わりを大切にしましょう。