2023年9月3日聖日礼拝

動画(39分10秒)

聖書 創世記42章1節〜25節
説教 「人間の罪と神の光り」
説教者 高橋博師


今月の聖句

ヨハネの黙示録21章3節〜4節

見よ、神の幕屋が人々とともにある。神は人々とともに住み、人々は神の民となる。神ご自身が彼らの神として、ともにおられる。神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。


今週の聖句

ヨハネの手紙第一1章5節

私たちがキリストから聞き、あなたがたに伝える使信は、神は光であり、神には闇が全くないということです。


今週の詩篇の黙想

詩篇138篇

  1. 今日は詩篇138篇の黙想です。バビロン捕囚からの解放を歌った喜びの歌です。表題は「ダビデによる」と書かれていますが、「ダビデを記念して」「ダビデを覚えて」という風に理解することが出来ます。「私が呼んだその日にあなたは私に答え私のたましいに力を与えて強くされました。」(3節)バビロンへの捕囚の民は、日夜エルサレムへの帰還と神殿再建を祈っていました。祈りは突如聞かれます。祈ったその日に主は応えて下さるように、祈りは時が来れば、突如神の手が動いて祈りはかなえられます。ペルシャの国が興って、クロス王によってバビロンは滅亡、イスラエルの民は捕囚から解放、奪われた宝物もエルサレムへ持って帰ることが出来ました。1節はその喜びを歌っています。「心を尽くして私はあなたに感謝をささげます。御使いたちの前であなたをほめ歌います。」

  2. 「主よ、地のすべての王はあなたに感謝するでしょう。彼らがあなたの口のみことばを聞いたからです。」(4節)ペルシャの王、クロスによる解放は、イスラエルだけではなく、地のすべての異邦の王にとっても喜びでありました。主なる神は異教国ペルシャ、異教の王クロスさえ支配し、用いてくださる世界、宇宙、歴史の支配者であられることが啓示されています。

  3. 「まことに主は高くあられますが低い者を顧みてくださいます。しかし高ぶる者を遠くから見抜かれます。」(6節)新興の王クロスを用いたもう主は、低い者も顧みてくださいます。8番目の子、羊飼いのダビデを引き上げてイスラエルの王としてくださいました。奴隷で囚人であったヨセフを世界を飢饉から救うエジプトの総理大臣と引き上げてくださいました。「権力によらず、能力によらず我が霊によるなり」(ゼカリヤ4章6節)低き者を顧みてくださる主をほめたたえましょう。