動画(36分13秒、説教11分10秒〜)
聖書 ローマ人への手紙4章1節〜8節
説教 「罪の赦される幸い」
説教者 髙橋博師
今月の聖句
ヨハネの黙示録3章20節
見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところにはいって、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。
今週の聖句
ローマ人への手紙6章23節
罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。
今週の詩篇の黙想
詩篇44篇1節〜26節
- 詩篇44篇は苦難の中からの叫びの詩篇です。苦難の中においてもまず1~8節で今までの主の恵みを回顧して告白しています。1節「神よ。私たちはこの耳で、先祖たちが語ってくれたことを聞きました。あなたが昔、彼らの時代になさったみわざを。」神様のことばとみわざを思い起こしています。回想から祈りに発展しています。4節「神よ。あなたこそ私の王です。ヤコブの勝利を命じてください。」
- 9節からは現実の苦しみが叫ばれています。9節「それなのに、あなたは私たちを拒み、卑しめました。あなたはもはや、私たちの軍勢とともに出陣なさいません。」外国の軍勢の攻撃の前に敗北し連行される苦しみが描かれています。12~13節「あなたはご自分の民を安値で売り、その代価で何の得もなさいませんでした。あなたは私たちを、隣人のそしりとし、回りの者のあざけりとし、笑いぐさとされます。」この苦しみはバビロン捕囚の時、最も激しくなります。
- この苦しみの中でも詩篇の記者は17節で「しかし私たちはあなたを忘れませんでした。また、あなたの契約を無にしませんでした。」と主により頼んでいます。22節「だが、あなたのために、私たちは一日中、殺されています。私たちは、ほふられる羊とみなされています。」私たちが屠られる羊のような苦難の中にあっても、神は一人子を屠られる子羊として十字架に送る愛で私たちを守ってくださいます。
- この主の愛に導かれて23節から主に願い求めています。「起きてください。主よ。なぜ眠っておられるのですか。目をさましてください。いつまでも拒まないでください。」26節では「立ち上がって私たちをお助けください。あなたの恵みのために私たちを贖い出してください。」と祈っています。パウロはここから、私たちに変わってほふられる子羊としてイエス様を送ってくださる神様はすべてのことを益としてくださり圧倒的な勝利者としてくださると宣言しています。