使徒行伝の24章にも、同じたぐいの興味深い例があります。・・・ルカは実際の演説がどんなものだったのか、記述していません。
『影の国に別れを告げて―C.S.ルイスの一日一章』、中村妙子 訳、406-407頁
2019年10月18日(金)
今日10月18日は「聖ルカ福音記者」の日ということで、ルカにまつわる文章が引用されているようです。
今日の個所は一体何が言いたいのか私にはよく分からないのですが、いかがでしょうか。竹野訳のほうでも読んでみましたが、『神と人間との対話』の9章全体も私にはちょっとよく分からないのです。
よく分からないなりに感じたことは、福音書や使徒言行録は、いわゆる事実の羅列ではない、ということをルイスは言おうとしているのではないか、と思いましたが、いかがでしょうか。
事実の羅列が必ずしも真実を伝えているとは限りません。聖書は明らかに神さまの真実を伝えています。あるいは真実の神さまを伝えています。作り話ということでは全くありません。しかしイエスさまこそまことの神さまであるという主張が、その土台にあることは確かです。その土台に従って、柱や壁が築かれています。ですから聖書を読むときに、その土台であるイエスさまが神さまであるといことをたがえてしまうような読み方は、聖書を読んだことにならないということでしょう。書かれていること、また書かれていないことは、すべてイエスさまこそまことの神さまであり、私たちの救い主であることを差し示しています。
「五日の後、大祭司アナニアは、長老数名と弁護士テルティロという者を連れて下って来て、総督にパウロを訴え出た。」(使徒24・1)