私が便宜上、道(タオ)と呼んだもの、ほかの人が自然の法則とか、伝統的道徳とか、実践理性の第一原則とか、平明な根本原則と呼ぶものは、人間にとって可能な価値体系の一つといったものではありません。それはすべての価値判断の唯一の根源であって、それを拒否することはすべての価値を拒否することですし、何らかの価値が保持されるとすれば、道(タオ)もまた必然的に保持されます。道(タオ)を斥けて、かわりに新しい価値の体系を打ち立てようとするのは、本来自己矛盾です。
『影の国に別れを告げて―C.S.ルイスの一日一章』、中村妙子 訳、390-391頁
2019年10月6日(日)
変ってゆくもの、いつまでも変わらないもの、変えなければならないもの、変えてはいけないもの、変えようとしても変えることのできないもの。私たちはそういったものによって生かされています。これらの違いを見きわめて行くこと、すなわち変えなければならないものと変えてはいけないものの違いを見きわめること、が大切です。
「イエスは言われた。『わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。』」(ヨハネ14・6)