最も弱い人間であることを

聖霊によってわれらのうちに何ものかを生まれさせ、われらがイエス・キリストにも似て一つ思いになり、いかなる人との交わりにも、支配することよりもむしろ耐え忍ぶことを、統治することよりも仕えることを、権力をふるって人を圧迫することよりも最も弱い人間であることを、経験させてください。

C.ブルームハルト、『夕べの祈り』、加藤常昭 訳、179頁

〔互いにこのことを心がけなさい。それはキリスト・イエスにもみられるものです。〕(フィリピ2・5)

2018年8月8日(水)

心がけなさいと言われている「このこと」とは、その前節までのことばの中にあります。

「そこで、あなたがたに幾らかでも、キリストによる励まし、愛の慰め、“霊”による交わり、それに慈しみや憐れみの心があるなら、同じ思いとなり、同じ愛を抱き、心を合わせ、思いを一つにして、わたしの喜びを満たしてください。何事も利己心や虚栄心からするのではなく、へりくだって、互いに相手を自分よりも優れた者と考え、めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。」(フィリピ2・1~4)

霊の交わり、すなわち聖霊によって導かれているならば、忍耐、奉仕、弱さがあります。忍耐、奉仕、弱さは互いに結びつけ、一つ思いとなる道を開きます。

逆に支配、統治、権力による圧迫があるならば、聖霊によって導かれているとは言えないでしょう。