「夫れ人の情、暖にして失すれば即ち流る。冷にして失すれば即ち塞がる。並に天に違ふて生を害す。故に人情は宜しく謙の愛に於て相律すべし。」
新井奥邃、『聖言』、67
「人間の感情は、暖かさを失えば流れてしまう。冷たさを失えばふさがってしまう。いずれも天的なものとは違って、いのちに害を与える。よって人の感情はまさに謙遜の愛においてお互いに律しなければならない。」
誰かに対する愛情も、暖かさ、つまり熱い思いを失ってしまうと、次第にその愛情が希薄になります。逆に冷たさ、つまり冷静さを失ってしまうと、閉塞感に押しつぶされていきます。いずれも神さまからの愛とは違うものなので、人生をよりよく生かすことにはなりません。かえってさまざまな害を与えてしまうでしょう。
ですから人間の感情は、謙遜の愛によって、情熱と冷静さとに導かれていかなければなりません。
〔聖書の個所〕
愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。
(第1コリント13章4~7節)
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