あらゆる点でモーセに聞き従ったように、あなたに聞き従います。

静まりの時

  • テーマ:決断
  • 聖書箇所:ヨシュア1・12~18
  • 日付:2026年06月08日(月)

16 彼らはヨシュアに答えた。「あなたが私たちに命じたことは、何でも行います。あなたが遣わすところには、どこでも参ります。
17 私たちは、あらゆる点でモーセに聞き従ったように、あなたに聞き従います。どうかあなたの神、主が、モーセとともにおられたように、あなたとともにおられますように。
18 あなたの命令に逆らい、あなたが私たちに命じることばに聞き従わない者はみな、殺されなければなりません。あなたは、ただ強く雄々しくあってください。」

モーセの死後、ヨシュアは神さまからの愛の言葉を聞いて新しくリーダーに立ちます。ヨシュアは、民のつかさたちに向かって最初となる命令のことばを語ります。それに続いて、ルベン人、ガド人、マナセの半部族には、他の部族に先立って出発し他の部族を助けるようにと特別な命令を語りました。

いささか理不尽な命令にも受け取れます。しかしその命令を受けた三つの部族は、心からの賛同、あるいは忠誠のことばをヨシュアに語ります。

彼らはこう語りました。「あらゆる点でモーセに聞き従ったように、あなたに聞き従います」。

どのような組織であってもリーダーの交代はその組織にとって大きな危機です。危機という言葉にはチャンスという意味も含まれていますが、マイナスにつながることも少なくありません。リーダーの資質が問われるところです。それとともに新しいリーダーに対する集団の信任は決定的な要素です。信任がその集団にないならば、どんなに素晴らしいリーダーであっても、集団はマイナスに向かいます。逆にリーダーの資質に関わらずリーダーへの信を厚くし、一丸となって将来に向かっていくならば、リーダーの交代は大きなチャンスとなります。

出エジプトは、偉大なモーセがリーダーであったからこそ実現したことと考えると、その後任となったヨシュアは大変です。常に前任者との比較の中に置かれます。モーセさんがリーダのときにはこうだった、ああだったという言葉が漏れ聞こえてきます。

しかしイスラエルの民は、新しく立ったヨシュアに対して心からの信任を持ったのです。

イスラエルの民は、出エジプトの出来事が、モーセの偉大さによるものではなく、神の偉大さによるものであることを信じていたのだと思います。その証拠は、モーセが死んだあと「その墓を知る者がいない」(申命記34・6)という聖句に現わされています。偉大な指導者が死ぬと多くの社会はその指導者の銅像、あるいは象徴めいたものを作るのですが、イスラエルはそれをしなかったのです。偉大なお方は神おひとりです。

何の実績もないはずのヨシュアに対してイスラエルは心からの信頼を持ちました。それはヨシュアをお立てになられた神さまへの信頼をもっていたからだと思います。

教会においてリーダーの交代は、あらためて神さまへの信頼が問われるときなのだと思います。