あなたが祈るとき、神があなたのなかで息をなさる

・・・『あなたが祈るとき、神があなたのなかで息をなさる』・・・祈るとき、神の霊が私たちのなかで息づく、というのである。・・・私たちのなかにあって神の霊が私たちの嘆きを共にし、それどころか、私たちよりも深く嘆息していてくださる。私たちの望みが見えないための悲しみ、苦しみ、それを、そのように神が共有される。私たちが祈るとき、私たちはもはや孤独ではない。神が私たちのなかで、このように息をしておられることによって慰められつつ祈る!

加藤常昭、『み言葉の放つ光に生かされ』、168頁

2020年6月5日(金)

罪びとである私たちはどう祈るべきかを知らないのです。どう祈るべきかを知らないというのが罪びとのありさまなのです。そのような私たちに主イエスさまは祈りを教えてくださいました。父なる神さまを呼びかけ、こころの願いを注ぎだし、最後にイエスさまのお名前によって、と祈ります。あるいは主の祈りを祈ります。あるいは沈黙の祈りのなかに身をしずめます。そのとき、神さまが私たちのうちにあって息をなさるのです。これは奇跡です。どんな奇跡よりも鮮やかで尊い奇跡です。

「わたしたちは、目に見えないものを望んでいるなら、忍耐して待ち望むのです。同様に、“霊”も弱いわたしたちを助けてくださいます。わたしたちはどう祈るべきかを知りませんが、“霊”自らが、言葉に表せないうめきをもって執り成してくださるからです。」(ローマ8・25,26)