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めぐみのパンくず

私たちは神から出た者です。神を知っている者は、私たちの言うことに耳を傾け、神から出ていないものは、私たちの言うことに耳をかしません。私たちはこれで、真理の霊と偽りの霊とを見分けます。”       Ⅰヨハネ4:6

◎人間の本質は霊的存在者だということですね。霊と心と身体の三重構造で存在していると思いますが、真の神を知らない人々は霊の部分を無視するか(知らない、教えられていないことも含めて)、間違った霊の解釈をしてしまいます。

◎また、霊を知らない人々は、心と身体の二面構造で考えますが、その心にも三つの働きがあります。知性と情性と意志の。このバランスが取れて行くことが大切ですが、片寄ってしまいがちです。この三つを確かなもとしてリードするのが心の真中にある霊の場に住んで下さるお方の存在です。

◎しかし、霊の場はまた悪に支配されやすい場でもあります。この場を空っぽにしておくと悪しき者が住み着くことをイエスさまはお話なさいました。ルカ11:24~26。ですから心の中心の場をキリストの霊に支配されることの大切さを聖書は教えるのです・

◎キリスト者は、第一にイエス・キリストを告白すること、神の霊によらなければイエスさまをキリスト(救い主)とは告白できません。このことが偽りの霊を撃退する唯一の方法であり、最高の武器なのです。

◎人間は心と身体の問題に対しては耳を傾けやすい存在です。それらを排除するのではなく、まず霊的側面を大切にしたいと思います。

めぐみのパンくず

キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛がわかったのです。ですから私たちは、兄弟のために、いのちを捨てるべきです。”

                Ⅰヨハネ3:16

◎上のみことばはヨハネ福音書3章16節「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」と同じほどヨハネが残した大切なみことばです。ヨハネ3:16は全世界の人々に向かって書かれているのに対して、ここではすでに救われて教会の一員になったものに対して書かれているのです。

◎原語のみことばは「愛がわかったのです。」が最初に来ますが、キリスト者はイエスさまが自分のためにいのちを捨てて下さったのだと心から信じている存在です。ですから「兄弟のためにいのちを捨てるべきです」。と言います。それはやたら殉教や犠牲を強いているのではありません。

◎具体的に御言葉の少し前を見てみますと、この世はキリスト者を憎むということが記されています。来たるべき迫害を想定していたのかもしれません。そのような時心しておくことを記しました。①キリスト者はすでに死から(永遠の)いのちに移っている、その証拠が兄弟との愛の交わりなのです。

◎また、困っている者を助けること、あわれみの心を閉じることの無いようにと勧めますVs17、リップサービスに終わらないことvs18

◎でもしばしば愛の行為は不履行に終わったり、足りなさを覚えるものです。その時に自分の「心が責められるような事があっても」神さまの大きな愛とすべてを知りたもう神さまから離れてはいけません。

◎祈り(告白のうちに主にすべてが受け入られ)、赦されていることを確信する時に、大胆に祈れるのです。兄弟愛は神の命令であり、交わりの中心です。聖霊がいつもそのことを教え続けて下さいますように。

めぐみのパンくず

愛する者たち、私たちは、今すでに神の子どもです。後の状態はまだあきらかにされていません。しかし、キリストが現れたなら、私たちはキリストに似るものとなることがわかっています。”    Ⅰヨハネ 3:2

◎キリスト者が神さまの子どもであるということをしっかりと自覚して信仰生活を歩むことはとても大切な事と思います。

◎第一に素晴らしい父なる神さまの愛の中に生かされていることです。「今、すでに神の子どもです。」vs2とヨハネは言いますが、どんなに大きな愛を救われた時から賜っている事でしょう。それはてやがてキリストの姿に似たものとなるというほどの大きな愛なのです。

◎次にこの望みを持っている者の歩みは、清いお方のように日々の歩みをするのだとヨハネはいいます。清い歩みとは罪を犯さないこと。4節から9節までに「罪」と言う言葉が10回出て来ます。齢90歳のヨハネが子供たちに対して心配することは律法に逆らい悪魔の仕業vs8に加わることがないようにということでした。

◎それに対して義を行うことと兄弟を愛することを奨励しました。Vs10必然的にそれらは神の子どもと悪魔の子どもとの分離を表明します。

◎そして、最後にカインをモデルに話を持って行きます。人類最初の殺人事件は兄弟殺しでした。カインとアベルはアダムの子どもたちです。二人とも神さまのことを幼いときから教えられてきました。しかし神さまのみこころのとらえ方がまったく違い、カインは神への献げものが受けいれられなかったことを怒って弟を殺したのです。

◎神の子どもたちは愛の中に行き罪に注意し罪を犯さない生活です。それは愛されていると言う喜びとやがて主イエスにまみえる信仰が罪から守るのです。