日別アーカイブ: 2017年7月9日

めぐみのパンくず

人々はみな驚いて、互いに論じ合って言った。「これはどうだ。権威のある、新しい教えではないか。汚れた霊をさえ戒められる。すると従うのだ。」”      マルコの福音書1章27節

◎マルコ伝には 癒しの記事が13回記されている。(ハンセン病、中風、なえた手、ヤイロの娘(死んだが生き返らされた)、長血の女、耳が聞こえず下がまわらなかった男、盲人バルテマイの癒しなどです。

◎その中で悪霊に取りつかれた人の病が5回、加えてベルゼブル論争があり、多くの病の癒しの中で最初に書かれているのが「汚れた霊に取りつかれた男」の癒しです。しかもイエス様が安息日にカぺナウムの会堂で教えられた時に起こったことが記されているのは興味深いことです。

◎イエスさまの教えを聞いていた人々の中に、汚れた霊に取りつかれた男が大声で喚きました。それは「神の子が現れたのは、悪魔のしわざを打ち壊すためです」Ⅰヨハネ3:8のみことばのとおりイエスさまの力におびえたのでしょう。

◎また、汚れた霊は「あなたは神の聖者です」Vs24と告白しています。悪霊自身がイエスさまを聖者と告白しているのです。人間以上にイエスさまの存在を彼らは知っているのです。しかし、イエスさまは悪霊にご自身を告白して欲しいとは決してお考えになりませんでした。

◎悪霊の住み家は人の心であり、それを追い出す権威をもってイエスさまは来られました。心の真ん中にイエスさまをお迎えして聖なる霊が宿って下さるキリスト者であることを信じて。