日別アーカイブ: 2016年5月22日

めぐみのパンくず

彼はいたんだ葦を折ることもなく。くすぶる燈心を消すこともなく、まことをもって公儀をもたらす。”           イザヤ42章3節

◎イザヤはイエスさまについて多くのことを預言しました。僕として民のために来てくださった働きを見てみたいと思います。

◎「いたんだ葦を折ることなく」とあります。フランスの哲学者パスカルは「人間はひとくきの葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。だが、それは考える葦である」。と言いました。イエスさまはイエスさまを高み見物に来た人々に対して「風に揺らぐ葦か」とも言っておられますが、本当に定まらず弱い者です。信仰生活もしばしば傷つきその心が折れそうになる時がありますが、イエスさまは与えて下さった救いを弱い時にこそ守って下さるお方として来てくださったのです。

◎「くすぶる燈心を消すこともなく」とあります。キリスト者に与えられている、「信仰」の火が消えそうになることがあり、「希望」すらもくすんでしまいます。神さま「愛」に対してさえもしばしば疑いを持ったりします。しかし、僕となって来て下さったお方は決して「消さず」と約束してくださっているのです。み言葉の約束を見つめ続けていきたいと思います。

◎それだけではありません。「叫ばず、声をあげず、ちまたに声を聞かせず、衰えず、くじけない」vs2,4とありますが、イエスさまはキリスト者のうちに静かに語り、忍耐強く、見つめ支え続けて下さるお方です。弱い時にこそお任せしていきたいと思います。