日別アーカイブ: 2015年10月4日

めぐみのパンくず

「さあ、主の山、ヤコブの神の家に上ろう。主はご自分の道を、私たちに教えて下さる。私たちはその小道を歩もう。」”    イザヤ書2:3

◎主の山とはエルサレムのことです。イスラエルの民は礼拝するために上りました。エルサレムは海抜790mほどの高さですから、高さを誇ると言うよりも霊的最高峰としての権威がありました。預言者イザヤはイスラエルの人ですが、ユダヤ人だけにとどまらず、全世界の敬虔な礼拝者に呼びかけているのです。

◎第一に「ヤコブの神に上ろう」と記されています。ヤコブは押しのける人でした。罪びとの性質を多分に持ち合わせている人ですが、祝福を求める心は人一倍の人物でした。神さまはご自分を求め来たる者を喜ばれるお方です。

◎第二に神さまは「ご自分の道を教えて」下さいます。「我は道なり、真理なり、命なり」とイエスさまは言われましたが、救いの道、神の子どもとして歩む道、天国へつながるところの道を示されるのです。

◎第三に神さまの示して下さった道を歩む者は「その小道を歩む」とあります。イエス様に救われた神の子どもとは、狭き門より入った、細い道を歩みます。イエスさまと共なる歩行です。イエスさまといつも一緒ということでしょう。他の人と比べる道ではありません。イエスさまは一人一人にその信仰生活の中で、語りかけ間違った道に歩むことがないように一緒に歩んで下さるのです。みことばの道しるべをともなって。

◎信仰生活は上って行くことです。神さまを知らない人の心は、コロコロと転がり落ちて行くのです。

キリスト者はいつも上を見上げて主と共に御国に上って行くのです。