日別アーカイブ: 2015年6月14日

めぐみのパンくず

”世と世の欲は滅びさります。しかし、神のみこころを行なう者は、いつまでもながらえます。”

                    Ⅰヨハネ2:17

◎キリスト者には霊的な成長があることを聖書は記します。三つの世代に向かって子どもたちよ、青年たちよ、父たちよと。

◎まず子どもたち~神さまの子どもとされた二つのこと、一つは「罪を知った」ということです。自己憐憫でもなく、人に何かをしたことと言う以上に、聖なる神さまの前に罪がどんなに大きいものであることかを心の底から知った人です。

もう一つは「父を知った」ということです。イエスさまの十字架で赦しを経験したものは、御子によって父なる神さまの子供になったのです。その故に「天のお父さま」と祈るようにされた。

◎次に青年たち。彼らに向かってヨハネは「悪い者に打ち勝った」と言います。真の闘いは若い時に~です。キリスト者の闘いは内に外にやって来ます。ここでは内面の闘い「肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢」とあります。「官能的な満足に対する渇望」「貪り」「自分自身の資力を誇る」。それらに対してどのような武器で勝利できたのでしょうか。ヨハネは「神のみことばが、あなたがたにとどまり」と言っています。

◎最後に「父たちよ」。彼らは「初めからおられる方を知ったからです。」信仰の経験者です。使徒パウロは救われた時のダマスコ途上の話をくり返し語りました。ガラテヤ人の手紙では「生まれたときから選ばれていた」と記しますが、エペソの手紙では「世界の基を置かれる前から選んで下さった」と宇宙的、永遠的に御父を知ったのでした。