日別アーカイブ: 2015年4月19日

めぐみのパンくず

“しかし、これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを得るためである。”

ヨハネ21:31

◎約、二年かかってヨハネの福音書を学んできました。締めくくりのことばとしてヨハネが「これらのことを書いたのは」と押捺印を押しています。振り返りつつ学びます。

◎第一に、福音書の証言は「真実」であるということです(20:24)。証言が真実と言うことばは、間違いなく誠実で真実なものと訳される言葉が使われています。証言が偽りならば永遠のいのちにかかわる問題ですから大変なことになりますね。ヨハネは真実である事をこころから証ししたのです。

◎この「真実」と言うことばは牧会書簡と言われます、テモテの手紙で監督職(牧師・宣教師・伝道者)の資質に使われていますが、そこでは、教会外でも「評判の良い人」Ⅰテモテ3:7と訳されています。「真実」は「良い評判」につながって行きます。歴代のキリスト者が真実な生活の中で勝ち取った代名詞が「評判が良い」と言うことでした。

◎第二に真実な証しであっても、信じなければなにもなりません。鰯の頭も信心から~のようないいかげんなものでなく、それは、イエスがキリスト(救い主)なるお方であることを、そしてこのお方が死んでよみがえられたことによって与えて下さるいのちを確かに受け取ったと信じることだと言うのです。この世の限られたいのちから永遠のいのちへの世界へと入れられたのだと。この文に一人一人が信仰の押捺印を押したいと思います。