日別アーカイブ: 2014年10月12日

めぐみのパンくず

彼らをこの世から取り去ってくださるようにというのではなく、悪い者から守ってくださるようにお願いします。”“真理によって彼らを聖よめて下さい。”      ヨハネ17:15、17

◎大祭司イエスさまの二番目の祈りは、弟子たちのためのものでした。大きく二つの事柄です。

◎第一は「悪しき者からの守り」です。イエスさまのお心の中には弟子たちも一緒に御国へ連れて行きたかったのではと思いますが、それでは福音宣教を行う者がいなくなります。そこで、弟子たちのためにこの地上での働きのため「悪い者から」守られるようにと祈られたのです。マタイの福音書で「狼の中に羊を遣わすようだ」10:16と言われました。この世はすなおに救いを受け入れるものではありません。

◎第二は「聖めてください」との祈りです。口語訳聖書では「聖別してくだい」とあります。聖別とは神さまのみことば(真理)の側にしっかりと立てることです。みことばは一言一句、真理であり義しいものなのです。世の標準、人間の考えから出る言葉の中で行動するのではありません。弟子たちは人間の罪について、さばきについて、救いについて、御国の約束について語らなければなりませんでした。そのためにはこの世の原理からセパレートされていなければならなかったのです。

◎弟子たちは父なる神さまが選んでイエスさまに賜った特別の人々でした。故に弟子たちは、神さまのみことばを守り、神さまから出たものであることを知りました。新聖歌404番『弟子となしたまえ』と歌いますが、キリスト者すべて、弟子となることできればと願うものです。