日別アーカイブ: 2014年8月31日

めぐみのパンくず

もしあなたがたがこの世のものであったなら、世は自分のものを愛したでしょう。しかしあなたがたは世のものではなく、かえってわたしが世からあなたがを選び出したのです。それで世はあなたがたを憎むのです。”  ヨハネ15:19

◎人間は根本的に、まことの神を嫌う存在です。しかし、世界中で宗教を(それが土俗信仰であれ)持たない民族はありません。何かを神とします。いくつかの理由で。人間は弱い存在ですから、何かに頼らねば不安であり。また自分の利益のために神をまつり上げます。欲の延長線上に宗教があるのです。「家内安全」「健康」「ご利益」が信仰の中心です。それに加えて、人間の自尊心がまことの神を拒否するのです。

◎イエスさまは弟子たちに、迫害が迫ることを話されました。弟子は師のように扱われると。なぜでしょうか。キリスト教の伝道は罪の悔い改めと赦しを迫るからです。「これを信じたらしあわせになります」の前に「悔い改めて神を信ぜよ」と迫られるのがたまらないのです。そのままでは誰も天国へは行けないと宣言されると自尊心がゆるさないのです。ユダヤ人である律法学者でさえ(旧約聖書をよく読んでいたにかかわらず)、罪からの救い主、そのために人となって来て下さったイエスさまを受け入れませんでした。なぜならイエスさまは罪を指摘されたからです。

◎救いに対して、まことの神がおられたら困るような生活を送る人々、世の生活のこといっぱいで、こころが硬化してしまった人々、弟子たちはそこへ遣わされて行くのですから、イエスさまとよくよく話されたのでした。