2025年6月15日聖日礼拝

動画(54分51秒)

聖書 ピリピ人への手紙2章6節〜11節
説教 「平安の使節」
説教者 高橋 博師


今月の聖句

ピレモンへの手紙11節

彼は、以前はあなたにとって役に立たない者でしたが、今は、あなたにとっても私にとっても役に立つ者となっています。


今週の聖句

使徒の働き1章8節

しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。


ルカの福音書からの黙想 ルカ10章後編

ルカ10章前半でイエス様は72人の弟子たちを宣教に派遣しています。無力無学な弟子たちも聖霊の恵みに由り力ある宣教のわざをなし、信仰によって泊まる場所、食料、語ることば、知恵なども豊かに満たされた宣教旅行でした。弟子たちと共にイエス様も喜んでいます。12弟子は旧約のヤコブの12人の子どもから広がった12部族、イスラエル人への宣教が示され、72はノアの洪水の後、セム、ハム、ヤペテから広がった全世界の民を示しています。イエス様の宣教はまずエルサレム、ユダヤの宣教から始まり、聖霊降臨の後、福音は地の果てにまで拡散されて行きます。聖霊降臨の後、ペテロの説教により3000人の回心、ピリポの宣教によりエチオピア人の救い、迫害者パウロの回心、バルナバ、パウロによるキプロス、ガラテヤ伝道、福音はやがてローマに、地中海世界に、アルプスを越えて北ヨーロッパ、さらに大西洋を越えて南北のアメリカ大陸、アフリカ、アジア、地の果てのような日本にも届けられて教会が建てられています。72人の宣教旅行はその予型であります。世界宣教に従う弟子たちをイエス様は喜んでおられます。10章の後半は良きサマリヤ人の証しです。強盗に襲われて傷ついて倒れている旅人がいます。これは全世界の人々を現しています。強盗はサタンの勢力を現しています。旅人は人類です。人類は旅の途上、サタンに襲われて傷ついています。やさしく介抱したサマリヤ人はイエス様に派遣された72人を指しています。72人は祭司やレビ人と違って資格のない無力な人々。しかしイエス様から派遣された時にいただいた力があります。傷を癒やすオリーブ油はイエス様からいただいた聖霊を差しているでしょう。ブドウ酒はイエス様の贖いの血潮を指しています。ロバは人をイエス様の所に導く愛の働きです。宿屋は傷ついた旅人が癒やされ、神のしもべとなる癒しの場、教会を指しているでしょう。ここにも72人の宣教旅行、ペンテコステの後、聖霊に導かれた名もないしもべたちが、主の力に導かれ、満たされて福音を世界に伝え、福音によって人生を変えられた多くのドラマが生まれて来ました。この主の働きはマルタのように自分の力に頼るのではなく、マリヤのようにイエス様のおことば、愛と力、知恵に満ちたことばを傾聴して、蓄えて、満たされて、導かれて歩むところに祝福があります。シャローム。

2025年6月8日聖日礼拝

動画(35分52秒)

聖書 使徒の働き19章21節〜40節
説教 「大変な騒ぎ」
説教者 タン・ショーン師


今月の聖句

ピレモンへの手紙11節

彼は、以前はあなたにとって役に立たない者でしたが、今は、あなたにとっても私にとっても役に立つ者となっています。


今週の聖句

ヨハネの手紙第一4章18節

愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。恐れには罰が伴い、恐れる者は、愛において全きものとなっていないのです。


ルカの福音書からの黙想 ルカ10章中編

ルカ10章前半でイエス様は72人の弟子たちを宣教に派遣しています。弟子たちの伝道旅行はとてもすばらしい結果でした。「主よ。あなたの御名を用いると、悪霊どもでさえ私たちに服従します。」喜びの弟子たちにイエス様は「敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けました。ですから、あなたがたに害を加えるものは何一つありません。」(19節)恐れないで伝道することを励ましています。働きの結果、成功を喜ぶのでは無くイエス様に派遣されている事、イエス様の手にあることを喜ぶように励ましています。「あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。」(20節)出来ない時も天に国籍のある事を喜ぶよう励ましています。この後、イエス様は聖霊によって喜びにあふれておられます。「イエスは聖霊によって喜びにあふれて言われた。天地の主であられる父よ、あなたをほめたたえます。あなたはこれらのことを、知恵ある者や賢い者には隠して、幼子たちに現してくださいました。そうです、父よ、これはみこころにかなったことでした。」(21節)イエス様が喜びに満たされたと表現している所は余りありません。「あなたはこれらのことを、知恵ある者や賢い者には隠して、幼子たちに現してくださいました。そうです、父よ、これはみこころにかなったことでした。」と神の御力が弟子たち、無学、無力な幼子のように純真に信じ委ねる者たちに現されたことをイエス様は喜んでいます。ルカ10章は弟子の派遣、イエス様の喜びの後、25節からは傷ついた旅人の隣人となった良きサマリヤ人、イエス様のことばに耳を傾けるマリヤの信仰が書かれています。ルカ10章で72人の宣教、イエス様の喜びと良きサマリヤ人の物語がどのように繋がっているのか、少し考えなければなりません。72人が宣教に出かけるとき、お金や袋が無くても、イエス様が共にいてくださるという信仰は必要不可欠でした。倒れている旅人と遭遇した時、助けるか避けるかの判断は、主を信じているか、主の助けを信じているかが問われています。今週も色んな遭遇があります。主が力を備えてくださることを信じて信仰の道を歩み遭遇にも立ち向かいましょう。シャローム。