動画(44分30秒)
聖書 ルカの福音書8章22節〜39節
説教 「向こう岸に渡ろう」
説教者 高橋 博師
今月の聖句
ルカの福音書5章10節
イエスはシモンに言われた。「恐れることはない。今から後、あなたは人間を捕るようになるのです。
今週の聖句
コリント人への手紙第二5章17節
だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。
ルカの福音書からの黙想 ルカ5章後編
ルカ4~5章は初期ガリラヤ伝道が記載されています。不思議な大漁を機にペテロは自分の罪を認識して献身しました。ペテロの姑の熱病の癒し、ツァラアトの冒された方の癒しなどで多くの人がイエス様のお話を聞きに集まりました。ルカ5章後半にはイエス様を信じて立ち上がった二人の信仰の証しが記載されています。ある日イエス様はカペナウムの家でみことばを教え、病の方の癒しをされていました。一人の中風を患った男が4人に友人に担がれて来ました。家はイエス様の話を聞く人々で満員で入ることが出来ません。4人の友人は、あきらめて帰らないで、病人を屋根にまで担ぎ上げて、瓦をはいで、イエス様のおられる所へ中風の男をつり下ろしました。イエス様は彼らのあきらめない信仰を見て優しく「友よ。あなたの罪は赦されました。」と言われました。そばにいたパリサイ人がこのことばを聞いて神を冒涜しているとつぶやいたため、イエス様は地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせるために再度「起きなさい、寝床を担いで、家に帰りなさい。」と命じました。中風の男は人々の見ている前で立ち上がり、寝床をたたんで、担いで家に帰って行きました。このニュースはたちまちカペナウムで持ちきりになりました。イエス様は収税所に座り込んで立ち上がれない取税人レビに「わたしについて来なさい」と声をかけられました。レビは取税人と言う罪の床から立ち上がり、すべてを棄てて、過去の縛り、罪の習性、貪欲の人生を棄てて、新しくされてイエス様に従って行きました。「イエスは彼らに答えられた。医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人です。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためです。」(31~32節)ルカ5章に於いてペテロは頑固、自分の経験に固執する罪の床から解放されイエス様に従って行きました。中風男はイエス様に癒やされて肉体を縛っていた病の床から解放立ち上がりました。取税人レビは金銭欲と言う床から解放され、イエス様の弟子となって行きました。イエス様は私たちを罪と死の律法、法則、縛りから解放して自由にしてくださいます。ハレルヤ。