2024年11月17日聖日礼拝

動画(46分59秒)

聖書 ピリピ人への手紙3章1節〜11節
説教 「キリスト・イエスを知るさいわい」
説教者 高橋 博師


今月の聖句

詩篇123篇1節〜2節

主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。主は私を緑の牧場に伏させいこいのみぎわに伴われます。


今週の聖句

ローマ人への手紙8章13節

もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬことになります。しかし、もし御霊によってからだの行いを殺すなら、あなたがたは生きます。


創世記からの黙想 創世記46章

ヤコブは飢饉の地、イスラエルを発ってヨセフの待つエジプトに出発しました。途中、ベエル・シェバに来て礼拝をささげた夜、主は幻の中でヤコブに語りかけられました。「わたしは神、あなたの父の神である。エジプトに下るのを恐れるな。わたしはそこで、あなたを大いなる国民にするから。わたし自身があなたといっしょにエジプトに下り、また、わたし自身が必ずあなたを再び導き上る。ヨセフの手はあなたの目を閉じてくれるであろう。」(3~4節)130歳という老齢になって、故郷を離れ、長い旅をして、知らない異国へ向かう不安なヤコブに主は語って励ましています。エジプトへの旅をしてゴシェンの地についたヤコブをヨセフは迎えました。17歳の時に別れて、動物にかみ殺されたと信じていた最愛の息子ヨセフが生きていて、エジプトの総理大臣になっていて再会できることはヤコブには夢のようでした。「もう今、私は死んでもよい。この目であなたが生きているのを見たからには」(30節)ヨセフと抱き合って涙しています。主は3回ヤコブに語っています。若い時、エサウの殺意の中で、ハランの地を目指して一人旅をしたとき、主はベテルの地でヤコブに現れています。「わたしはあなたを祝福し、あなたをこの地に連れ戻そう、と約束を受けています。石の枕を立てて油を注いでいます。それから20年たって伯父ラバンのもとからイスラエルの地に帰ってくるとき、兄エサウが400人の郎党を引き連れて迎えに来る知らせを聞いたとき、ヤコブは震えあがりました。宿営を二つに分け、多くの贈り物を前に運ばせ、怒り狂っているだろうエサウをなだめ、妻、子を先に川を渡らせ、ひとり川のこちら側で苦悩の中にいる時、主はヤコブに語りかけてくださいました。三度目の深い主の取り扱いが、エジプトに向かうベエルシェバでの幻でした。ベエルシェバの向こうには広大な砂漠が広がっている。その砂漠を旅して、かなたの地に愛するヨセフが待っている。ヨセフの送ってきたエジプトの車を見てヤコブは出発しました。老齢になってからの出発に主なる神様はしっかりとヤコブをサポートされています。「年老いたときも、私を見はなさないでください。私の力の衰え果てたとき、私を見捨てないでください。」(詩篇71篇9節)主のご真実を確信して歩みましょう。シャローム。

2024年11月10日聖日礼拝

動画(40分58秒)

聖書 使徒の働き15章1節〜18節
説教 「分裂と和解」
説教者 タン・ショーン師


今月の聖句

詩篇123篇1節〜2節

主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。主は私を緑の牧場に伏させいこいのみぎわに伴われます。


今週の聖句

ヘブル人への手紙4章12節

神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄を分けるまでに刺し貫き、心の思いやはかりごとを見分けることができます。


創世記からの黙想 創世記45章

「私はヨセフです。父上はお元気ですか。」(3節)ここに来てついにヨセフは大声をあげて泣いて自分の身分を明かしています。目の前にいるエジプトの最高権威の人物が「私はヨセフです」と名乗った時兄たちは信じられない衝撃を受けています。ヨセフは兄たちを近くに呼びよせ「私はあなたがたがエジプトに売った弟ヨセフです。今、私をここに売ったことで心を痛めたり、怒ったりしてはなりません。神はいのちを救うために、あなたがたより先に、私を遣わしてくださったのです。」(4節)ここでヨセフは自分を苦しめた兄たちを赦しています。ヨセフの使命はエジプトやイスラエルを食料危機から救うことだけではありません。兄たちが罪を認めて悔い改めて霊的に生きる者に導く使命を持っていました。イスラエルは神様の恵を証しをする使命をいただいた部族だから悔い改めて信仰に生きることが必要です。ヨセフを売り飛ばし、父ヤコブを欺いた兄たちが自分の罪に向き合って悔い改めるまでヨセフは様々な導きをしました。44章33節の「どうか今、このしもべを、あの子の代わりに、あなた様の奴隷としてとどめ、あの子を兄弟たちと帰らせてください。あの子が私と一緒でなくて、どうして私は父のもとに帰れましょう。私の父に起こるわざわいを見たくありません。」と言う兄ユダの告白を聞いて彼らの悔い改めを確信してヨセフは兄たちを赦して名乗りを上げています。「神は私をあなたがより先にお遣わしになりました。それは、あなたがたのために残りの者をこの地に残し、また、大いなる救いによってあなたがたを生きながらえさせるためだったのです。だから、今、私をここに遣わしたのは、あなたがたではなく、実に、神なのです。」(7~8節)大いなる救いと言うことばをヨセフは使っています。これは食糧危機からの肉体的ないのちの救いだけでなく、もっと大切な罪からの救いを現しています。ヨセフはすでに神様の取り扱いにより兄たちを赦していています。兄たちの真の悔い改めを切に願い、さまざまな働きかけをして悔い改めに導きました。悔い改めた兄たちは多くの食料を与えられる喜びだけではなく赦される喜びを感じつつ父ヤコブの待つカナンの地に帰って行きました。