動画(38分44秒)
聖書 ピリピ人への手紙4章4節〜7節
説教 「主は近いのです」
説教者 高橋 博師
今月の聖句
ルカの福音書2章11節
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
今週の聖句
ネヘミヤ書8章10節
主を喜ぶことは、あなたがたの力だからだ。
ルカの福音書からの黙想 ルカ1章後半
ルカ福音書1章では神の言葉を信じることが出来ず不信仰な応答をして口がきけなくなったエルサレムの神殿に仕える老祭司ザカリヤに次いで北の果て、ガリラヤのナザレに住む少女マリヤが登場します。大工ヨセフと婚約が決まり、結婚の備えをしているマリヤに天使ガブリエルが現れました。「恐れることはありません、マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。彼はとこしえにヤコブの家を治め、その支配に終わりはありません。」(30~33節)婚約しているマリヤにヨセフの子ではなく、聖霊によって身ごもって男の子を産みます。その子はいと高き方の子、ダビデの王位につき、とこしえにヤコブの家を治めるメシア、聖なる者、神の子が生まれる予告がマリヤにされました。「どうしてそのようなことが起こるのでしょう。私は男の人を知りませんのに。」戸惑うマリヤに御使いは「見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六か月です。神にとって不可能なことは何もありません。」と語られ言葉にマリヤは「私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」と信仰の応答をして全能の主に身を委ねています。祭司ザカリヤと少女マリヤのコントラストが闇の中の光のように輝いています。人生経験の豊かな老ザカリヤと若い少女マリヤ。エルサレムの神殿に仕える祭司と田舎のガリラヤのナザレに住む大工の婚約者。神殿で香をたく礼拝中に語られたことばを信じなかったザカリヤと家事労働の中で語られた神の言葉を信じたマリヤ。妻の高齢出産を信じなかったザカリヤと前代未聞の処女懐胎を私は主のはしためです。あなたのおことばはなる様に、と信じたマリヤ。不信仰で口がきけなくなったザカリヤと主のことばを信じて「私のたましいは主をあがめ、私の霊は私の救い主である神をたたえます。」と口を開き心から主を賛美したマリヤ。エリサベツもマリヤを励ましています。「主によって語られたことは必ず実現すると信じた人は、幸いです。」主のことばを信じ、主をほめたたえ、主を礼拝しましょう。