2024年5月26日聖日礼拝

動画(39分49秒)

聖書 使徒の働き11章19節〜30節
説教 「一つの体(からだ)としての教会」
説教者 タン・ショーン師
通訳 リュウ・ホイイン師

The Church as One Body
Acts 11:19-30
Sean Tan

The next bilingual sermon will be on June 23rd.


今月の聖句

出エジプト記20章2節〜3節

わたしは、あなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出したあなたの神、主である。あなたには、わたし以外に、ほかの神があってはならない。


今週の聖句

コリント人への手紙第一12章26節

一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。


創世記からの黙想 創世記21章

サラは身ごもり、神がアブラハムに告げられたその時期に、年老いたアブラハムに男の子を産んだ。アブラハムは、自分に生まれた子、サラが自分に産んだ子をイサクと名づけた。」(2~3節)神様はアブラハムを祝福され、アブラハム百歳、サラ九十歳にして約束の子イサクが与えられた。サラは「神は私に笑いを下さいました。」と告白しています。イサクという名は「彼は笑う」という意味です。サラの最初の笑いは10年ほど前の不信仰の笑いでした。「高齢のわたしが子を産むなんてあり得ない」という笑いでした。二回目の笑いは年老いたサラがイサクを出産し、抱いたときの喜びの笑い。三度目の笑いは老いて楽しみを失ったサラに与えられた家庭の喜びの笑いでした。罪ある地上の生活には祝福にわざわいが伴います。同じ天幕で暮らしているイシュマエルはイサクをからかっています。サラはハガルやイシュマエルとの同居が我慢できません。イサク誕生の喜びも家庭内で愛し合う交わりが出来ず、いさかいが激しくなり、ハガル、イシュマエルは追い出されます。サラから捨てられたハガル、イシュマエルを神様は守り一つの部族に成長させてくださいました。今のアラブ人たちです。神様から祝福されているアブラハムは井戸を掘ると水脈にあたり水が湧き出ます。アブラハムを嫉んだアビメレクのしもべたちはアブラハムの井戸を奪い取るという事件が発生します。ここでもアブラハムへの祝福が妬み、略奪、抗議という問題に発展しています。アブラハムは平和裏に解決するため、アビメレクと契約を結ぶかたちで問題解決をしています。イシュマエルがイサクをからかう問題は追い出すと言う方法でした。しかし成長したアブラハムは、今回は、アビメレクと契約を結ぶ方法で問題解決をしました。アブラハムの信仰の成熟を感じさせられます。100歳を越えても成長するアブラハムはこの点でも私たちの模範です。「悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい。」ローマ人への手紙12章21節。22章では最愛のイサクを献げるとことにまで成長しています。何歳になっても成長する様に祈りましょう。シャローム。

2024年4月28日聖日礼拝(バイリンガル/Bilingual)

動画(36分22秒)

聖書 使徒の働き10章44節〜48節
説教 「歓迎する教会になろう」
説教者 タン・ショーン師

BECOMING A WELCOMING CHURCH
Acts 10:44-48
Sean Tan


次回のバイリンガル説教は、5月26日です。

The next bilingual sermon will be on May 26th.


今月の聖句

使徒の働き26章18節

それは彼らの目を開いて、闇から光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、こうしてわたしを信じる信仰によって、彼らが罪の赦しを得て、聖なるものとされた人々とともに相続にあずかるためである。


今週の聖句

マタイの福音書28章19節〜20節

ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。


創世記からの黙想 創世記17章

アブラハムが86歳の時ハガルによってイシュマエルを産み、その後沈黙と悔い改めの13年が過ぎ、アブラハム99歳の時、主は語られました。「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。」(1節)語られた内容は「わたしは、あなたが滞在している地、すなわちカナンの全土を、あなたとあなたの後のあなたの子孫に永遠の所有として与える。」(8節)カナンの全土が与えられる契約と「あなたの妻サラが、あなたに男の子を産むのだ。あなたはその子をイサクと名づけなさい。わたしは彼とわたしの契約を立て、それを彼の後の子孫のために永遠の契約とする。」(19節)子どもイサクが与えられる約束です。神様はカナンという土地に、アブラハムの子孫を住まわせ、そこにやがての時、救い主を送る計画を立てられ、その基盤となる土地と子孫を与える契約をアブラハムと結ばれました。この土地に住み着くアブラハムの子孫を聖別して、神様のことばを委ね、他の異邦人とは違って神様を礼拝し、従う民を導いて、そのすえより救い主イエス様を送る契約を立ててくださいました。この契約の印として「あなたがたの中のすべての男子は割礼を受けなさい。あなたがたは、あなたがたの包皮の肉を切り捨てなさい。」(10~11節)割礼を施すことが命じられています。割礼は、イエス様も生後8日目に受けられました。男子の生殖器の先端の包皮の肉を切り裂く儀式であります。後に預言者エレミヤは「あなたがたの心の包皮を切り捨てなさい」と割礼の霊的意味を教えています。神様との契約は、私たちの心を開いて神様の約束を信じることであります。割礼という行為、儀式が中心ではなく、神が教えている契約の恵みに与かることが大切であります。アブラハム99歳の時に、来年の今頃サラに子供が与えられている、と神様から語られたとき、心を開いて、常識を言うベールを切り裂いてアブラハムは信じました。私たちの心を覆っている包皮、ベール、覆い、自己を防衛するよろいのようなものを脱ぎ捨て、切り裂いて、全能の神様の約束を信じることが求まられています。神様と交わる時も、隔てている不信仰という包皮を切り裂いていく時、親密な交わりが出来ます。今週も心を開いて素直な気持ちでお祈りをささげましょう。シャローム。